言語発達障害・コミュニケーション障害(背景は難聴や発達障害など様々)を有する子供達の療育・教育支援を行う施設で、就学前の幼児を対象とする児童発達支援施設(ルミウス)と、就学後の学童を対象とする放課後等デイサービス施設(ロスカ)の2つから成ります。
「やさしい森」は、阿部耳鼻科院長が令和元年に立ち上げた「秋田稲庭・やさしい森プロジェクト」の第1弾で作った裏山森林自然公園の名称、「ポロ」polloは、気候が秋田と似ていて福祉先進国であるフィンランドの国鳥で、神の使いとされるフクロウの意味(フィンランド語)です。
医療法人・阿部耳鼻咽喉科医院(十文字町)です。
阿部耳鼻科は、秋田市の難聴児通園施設(日本の草分け的存在)である「オリブ園」の県南サテライト医院として、20年前から言語発達外来(聞こえとことばの教室)を行って来ました。これまでの延べ人数は約500人、現在は横手湯沢地域を中心に約120人のコミュニケーション障害児を診療しています。
耳鼻咽喉科は聞く・話すというコミュニケーション機能に最も深く関わる診療科です。生来の難聴などによって言語発達に支障をきたすコミュニケーション障害児・者には、療育・教育など多方面の専門家と保護者・行政が連携してサポートしてゆく必要がありますが、様々な理由により積極的に関わっている医療者は極めて少ないです。また、彼らには音楽・美術などを介して自己を表現する能力を体得させたり、農業・林業などを介して生きてゆく基本的な力を養うと共に、自ら作ったものを味わう喜びを体験させることも大切だと感じてきました。そこで、私の生家の裏山と自然を丸ごと使って、コミュニケーション障害児・者への療育・教育をより広く・深く・楽しく行いたいと考え、賛同者を募ったところ幸運にも素晴らしいスタッフと巡り会うことができました。一人一人異なるバックグラウンドを有する彼らを専門的な立場からきちんと評価し、保護者や関係機関と一緒にサポートして、彼らがより幸せな社会生活を営んでゆけるようにすることが我々の目標です。
・右の児童発達支援室と多目的ホールには、遊具が設置できます。
・個別指導室が3つ確保されています。
・調理室は広く、ここで食育療法もできます。
・多目的ホールには75インチの4Kテレビがあり、大変有用です。
児童発達支援施設:児童発達支援管理責任者:1名
常勤は特別支援熟練保育士・特別支援教育士スーパーバイザー・音楽療法士
非常勤は言語聴覚士・臨床美術士・医師
放課後等デイサービス施設:児童発達支援管理責任者:1名
常勤は特別支援教育士スーパーバイザー・熟練保育士・音楽療法士
非常勤は言語聴覚士・臨床美術士・医師
【特に下記の②・③が最も大きな特徴です。④~⑦は主に「秋田稲庭・やさしい森プロジェクト」と連携して、土曜日曜の週末などに行います】
①言語を主とするコミュニケーションが上手にできない小児を、幼児期(就学前)から学童期(就学後)まで連続してその成長・発達を見守ってゆくことができること。
②小児のコミュニケーション障害に精通した専門スタッフが揃っているため、障害の種類や程度を客観的に評価して、その障害児に最適な療育・教育を行えること。
③運営主体が「阿部耳鼻科」であるために、医療的支援が容易でありかつ当院の「言語発達外来」と密に連携できること。更に、秋田市の「オリブ園」や「県立医療療育センター」とも密な連携が可能であること。
④美術(絵・イラスト・工作・陶芸など)や音楽など、言葉によらないコミュニケーション能力・自己表現能力を養える機会があること。
⑤生きてゆくのに最も基本的な食育・木育(農林産物を楽しく作り、遊び、調理して美味しく味わう)の機会があること。
⑥前の広場や裏山森林自然公園で、他の幼稚園・こども園・学校の子供たちと遊びながら交流できること。
⑦保護者への様々な支援プログラムを、皆で相談しながら一緒に作っていけること。
住所:湯沢市稲庭町字下川原158-3
電話:0183-55-8661
FAX:0183-55-8662
ホームページ:www.yasasiimori.com