阿部隆(阿部耳鼻科)2022.11.26
令和元年、人生最後の活動期と言われる70歳を迎えた。 生家に近い十文字町に耳鼻科を開業した時から、心の中で温めてきた想いを実行に移す時だと決意し、 このプロジェクトを立ち上げた。 プロジェクトは第1弾と第2弾から成り、下記の6つの活動を行う。 第一弾は、生家の裏山を森林自然公園として整備し皆さんに開放すること、 第2弾は生家の隣の田んぼを宅地化し活動の拠点施設を建てると共に、 「サンタの国が道しるべ」事業として下記の5つの活動を行うことである。 第2弾・No2の事業は、当院で20年前から行ってきた「聞こえとことばの教室」(言語発達外来)の延長線上にあり、 我が耳鼻科医人生最後の大切な活動だと思っている。 |
プロジェクトの第1弾として、令和元年から3年かけて1時間~3時間の散策コースをほぼ完成させた。
「令和共生の森・植樹祭」を県の補助も頂いて3回行った。今後は、そのコースを整備し、より安全に楽しく誰もが散策できるように維持する。
第1弾の裏山森林自然公園を利用して、就学前の幼児に対する児童発達支援と、就学後の小児に対する放課後等デイサービスの2つの事業を行う。
運営主体は阿部耳鼻科が担う。
週末の土曜・日曜に、晴れの日は裏山森林自然公園や前の広場・水場などで、雨の日や冬には児童発達支援施設のミニホールや「サンタの国」の活動拠点施設を使って行う。
4,秋田県内の大学生や福祉系の大学・専門学校生や高校生が、長期の休み等にミニ合宿をしながら、障がい児療育支援・自然環境保護・地域活性化などの課題解決方法を研修できる場とする。
5,この限界集落が消滅を回避するためにできる方法を模索する。一つは、ここが農林業や自然との新しい関わり方をトライできる場所に変わること、今一つは、都会の人達が1週間以上滞在して田舎暮らし・2拠点生活の魅力を体験できること。
自然栽培を愛する会の皆さん(赤澤ルリ子代表)と連携し、野菜作りを通した都会の人達との交流を図る。
アーティスト或いはその卵達(公立美大生)に創作活動と発表の場(音楽会等も)を提供する。オンラインで都会や世界のアカデミズムやアーティストと繋がる。
6,寒さが厳しく暗い北国の生活を明るくできるようにする方法を、福祉先進国でもあるサンタの国の暮らし方を道しるべとして、探求し提案してゆく。
豊留有理香さん(前地域おこし協力隊員で湯沢市への移住者)を中心に、加藤美空さん(スウェーデンに留学した国際教養大生)や、日本のサンタの国ファンと交流しながら活動してゆく。